外国籍児童に対するMieMu館長の特別授業

三重県総合博物館の魅力を三重県在住の外国籍児童に知ってもらう

2016/09/09 Friday 文化・レジャー

image1三重県鈴鹿市にあるブラジル人学校イーエーエスにて、古生物学の著名な研究者でMieMu(三重県総合博物館)の館長を務める大野照文さんの講演会が開催されました。

恐竜が絶滅する前から生きていた「三葉虫」についてお話しをしてもらいました。生徒たちがよりよく説明内容の理解ができるように、大野館長は実際の三葉虫の化石を見せました。

児童・生徒たちは三葉虫の化石を手にもって興味深々に観察をしていました。

[インタビュー① MieMu館長 大野照文さん]image3

子供たちはいっぱい発見する力を持っているんだけれども、普通の学校の勉強では教わるばっかりなので、自分で観察したり、それから考えたり、それからみんなで相談をして、確かめて、新しいことを発見するっていう、そういう勉強の機会、チャンスは少ないので、そういうことをやってみましょうということで、こういうプログラムを作ってやっています。

MieMuは現代的なつくりで、訪れてきた人々の興味を引く展示物や多くの情報を提供しています。

[インタビュー② MieMu館長 大野照文さん]image7

MieMuに来てくださると三重県の自然、文化、歴史についての展示があります。それから毎週週末にはいろんな講演会とかワークショップがあるので、そういうのに参加してもらうと三重県ってどんなところかなって言うこともわかるし、それから理科のことも凄く楽しいことがわかりますので、是非皆さん来てください。

今回の講演のような行事の開催は子供たちに自然や科学、歴史や文化などにより興味をもってもらうための大切な役割があります。著名な研究者に直接生徒たちに古代生物について語ってもらったり、実際の化石に触れるなど、普段できない経験ができたことに関して、ブラジル人学校の職員も大変満足していました。

image5[インタビュー③ブラジル人学校マネージャー イレリカ・アビさん]

今日は子供たちに、いつも授業で勉強しているんですけど、授業と別の体験をさせてあげたいというにおもって、三重県庁と話してあって、今日は来てもらいました。

体験に参加できて、ブラジル人学校の生徒たちは喜んでいました。中々自分の手で触れることができない化石に触れたり、古代生物について学ぶことができた体験は一生忘れられないものとなりました。

[男子生徒のインタビュー④ルーカス・ヴィエイラさん]image2

わたしたちが知っていて、行ったことのある博物館の館長が古代生物について説明してくれたのが面白かった。三葉虫の本物の化石をもってきてもらいました。このような機会がもっとあれば、わたしたちが生きる前の生物についてもって知ることができると思う。

[女子生徒のインタビュー④エステッファニ・タナビ・ポルトさん]

本物の三葉虫を手に持ったり、この生物のことをもっと知ったり、絵をかけて凄く面白かった。

image6[インタビュー⑥ MieMu館長 大野照文さん]

これからみんなと一生懸命考えて、言葉のバリアを超える努力をしていきますので、是非ともまた教えてください。見てわからないところを教えてくださったら、それにまた説明を加えていくことをしていく、みんなで作っていくのがMieMuだと思うので、日本語だけではなくて、ポルトガル語とかスペイン語、英語とか中国語、韓国語、皆で作って楽しむ博物館にできればいいと思います。

広い面積の展示室のほか、MieMuでは多種多様な企画展示も開催しております。尋ねるたびに新しい展示物を見ることができます。この夏休み中には恐竜に関する展示会「大変動の地~三重の三億年・変動に生きた巨大生物たち~」を9月4日まで開催しております。

[インタビュー⑦ MieMu館長 大野照文さん]image8

言葉で説明をしなくても楽しいものがいっぱいありますから、先ずそういうものを見ていただいて、そこから博物館の専門の人もいますから、そういう人にも質問をしたりしてもらって、英語ぐらいだったら片言でできるから、或いは中国の人だったら、漢字で筆談もできるし、手振り身振りでも説明ができるかもわからないので、どんどん来てもらって、どんどん楽しんでもらうっていうことが大事だと思います。

01恐竜展の次の企画展として、「The NINJA~忍者ってナンジャ!?」が10月25日~1月9日までMieMuで開催されます。現代科学の視点を交え、わかりやすく忍者の技術や身体能力、知恵に迫ります。明日から使える忍者の知恵を学んで、あなたも忍者になれるかも?!高校生以下は入場無料です。ぜひ、皆様でおこしください。

http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/88903000001_00003.htm

Women in Innovation Summit 2016の観覧者を募集しています

2016/09/09 Friday 文化・レジャー

Women in Innovation Summit 2016の募集について

Women in Innovation Summit 2016 

WIT(ウィット)2016

G7伊勢志摩首脳宣言の中で、「女性の活躍」は世界経済が強く安定的に成長するために必要不可欠なものとされました。これをふまえ、三重県は、政府の最重要課題でもある「女性が輝く社会」を実現する取組の一環として「あらゆる分野における女性の活躍」をテーマにした国際フォーラム「WIT2016」を開催します。

このフォーラムは、これからの時代に求められる新しい生き方、働き方を具現化していくための重要なキックオフイベントです。女性も男性もぜひご参加ください。

■日時:9月23日(金)10時~18時

■場所:鈴鹿サーキット(鈴鹿市稲生町7992)

■内容

特別応援ビデオメッセージ(ケネディ駐日米国大使)、Keynote Session「地域と女性の力で切り開く未来」、テーマ別セッション(「ダイバーシティ経営戦略」「STEM分野で活躍する女性」「農業女子」)、レーシングコースでの試乗、最新テクノロジーの展示、女性の新しい働き方のモデルについての発表および表彰、共同宣言 など

※言語は日本語で行われますが、英語のみ通訳が行われる予定です。

※昼食は、三重県の特選素材を使ったランチボックスをご用意します。

■募集人数:200人程度

■参加費:無料

■申込締切:9月9日(金)

■申込方法

WIT特設サイトより URL:http://women-it.jp/ (日本語のみ)

特設サイトからの応募が困難な場合は、参加者氏名、所属名、住所、E-mail、電話番号、可能な言語(日本語または英語)を書いてメールを送信してください。iris@pref.mie.jp

【問い合わせ先】

三重県男女共同参画・NPO課 Gender Equality and NPO Division

TEL 059-224-2225(日本語のみ)

iris@pref.mie.jp