(2018年1月)県営住宅の定期募集について

(2018年1月)県営住宅の定期募集について

2018/01/05 Friday 住まい

受付期間

平成30年1月31日(水)まで

住宅についての基本情報(場所、間取り、家賃など)、申込方法などの情報は下記のPDFファイルからご確認ください。

ここをクリックしてPDFファイルをご覧ください。

「入居申込資格」、「入居に関する留意事項」などは、下記のURLからご確認ください。

http://www.pref.mie.lg.jp/JUTAKU/HP/35745031344.htm

*情報はすべて、日本語です。

*定期募集で申込者が募集戸数に満たなかった団地については、抽選日の翌日からその募集戸数を満たすまで、先着順に受け付けます。随時募集の締切は平成30年3月7日(水)までとします。

*県営住宅のホームページは、随時募集終了日(3月7日)を過ぎるとホームページが見られなくなります。

 

定期募集日程(募集期間は毎年同じです。)

募集月  郵送による申込受付期間   抽選予定日   入居指定日 
4月募集 募集開始日~30日 5月中旬 7月1日
7月募集 募集開始日~31日 8月中旬 10月1日
10月募集 募集開始日~31日 11月中旬 1月1日
1月募集 募集開始日~31日 2月中旬 4月1日

※募集開始日は、募集月の最初の火曜日又は金曜日です。ただし、1月募集は、1月5日(金)以降です。

 

問い合わせ先 

三重県県土整備部住宅政策課住宅管理班 TEL  059-224-2703(*対応は日本語のみ)

各地域ごとのお問い合わせ先は以下のとおりです。

(1)北勢ブロック(桑名市、川越町、四日市市、鈴鹿市、亀山市) TEL 059-373-6802

(2)中勢伊賀ブロック(津市、伊賀市) TEL 059-221-6171

(3) 南勢・東紀州ブロック(松阪市、伊勢市、鳥羽市、尾鷲市、熊野市) TEL 059-222-6400

多文化共生社会に向けて地域社会で活躍する外国人住民の紹介

2018/01/05 Friday 住まい

多文化共生社会に向けて地域社会で活躍する外国人住民の紹介

三重県に住む外国人は3年前から増加傾向にあります。2016年12月末のデータによると、三重県には約43,000人の外国人が住んでおり、人口の約2.36%を占めています。様々な国や地域出身の方が三重県に暮らしており、国籍数は100を超えています。

日本へ来た目的や理由はそれぞれですが、外国人も住民として暮らし、地域で生活を営む社会の構成員です。様々な価値観や文化的背景を持ちながらも、日本社会に適応し、積極的に日本の文化や習慣、生活様式、言語を身につけようと、努力している人も多くいます。

今回は、外国人住民の中でも、ブラジル、中国に次いで3番目に多いフィリピンの方で、15年以上前に来日し、通訳や外国人住民会議への参加、学校での国際理解の授業などを通して、多文化共生の社会づくりに貢献している2人の方にお話を伺いました。

一組目は、松阪市で暮らすサラ・バルトロメさんと夫のマルコさんです。サラさんは通訳者として松阪市で働いています。通訳として働くうえで、感じていることを話してもらいました。

「通訳者はとても大切だと思います。長い間日本に暮らしているフィリピン人でも、わからないことが多くあります。特に市役所での手続き、相談、資料はとても難しいです。日本語の話せる方もいますが、日本人と話すのに自信がないとか、日本人の言葉があまりわからない方は多いです。だからこそ、私たちは多くの外国人の力になりたいです。フィリピン人だけではなく、ブラジル人、中国人、ペルー人、様々な国の方の手助けとなる、通訳者が増えてほしいと思います。」

サラさんは三重県外国人住民会議に参加しています。その理由について、お聞きしました。

「メンバーとして会議に参加したとき、いろいろな方々から多くの情報を集めることができたので、すごく助かりました。私の経験を生かして、全力で周りの人たちを助けることができました。 社会の一員として認められていることにすごく感謝しています。」

サラさんとマルコさんは4人の子育てをしており、その経験を共有してくださいました。

「最初は日本語をうまく話せなかったので、とても難しかったですが、少しでも子供たちに日本語を教えたいので、自分で勉強しました。子供たちは学校に入ってから少しずつ日本語を話せるようになりました。彼らは(フィリピンで育った子どもとは)異なる文化を持っていることを理解しながら、彼らが礼儀正しく振る舞えるように注意しています。」

子どもの将来に対して、望むことを話してもらいました。

「親としては、彼らが人生でやりたいことを追求して欲しいです。例えば、私が彼らにエンジニアになってほしいからといって、無理やり工学を勉強させるようなことは絶対しません。人生を楽しんでほしいと思います。彼らがやりたいことをサポートし、正しく導いていきたいです。」

2人目は、鈴鹿市に住むレオネリャ・ラミスさんです。日本人と国際結婚され、現在4人の子どもを育てています。来日直後の困難について振り返っていただきました。

「日本に来た最初は、みんなと同じように、日本語を全然しゃべれなくて、まったくわかりませんでした。とても大変でした。あいさつしかわからなくて、例えば、こんにちは、ありがとう、それしかわからなかったので、周りの人たちとのコミュニケーションは難しかったです。もう一つの困難は、日本で親戚も友達もいなかったので、ホームシックになったことです。」

ラミスさんは三重県国際交流財団の通訳者として外国人の支援をしています。通訳者としての思いを話していただきました。

「(日本へ来たとき)わからないことが多かったので、何をすればいいか、わかりませんでした。その経験を生かすことにより、来日したばかりのフィリピン人や日本語がわからない方を手伝いたいと思っています。悩みのある方は三重県国際交流財団にフィリピノ語・英語で相談してください。三重県国際交流財団に連絡していただければ、悩みを解決する手助けができると思います。例えば、健康保険の手続き。漢字がわからない方は窓口に相談するのも良いと思います。三重県に住んでいるフィリピン人の力になれるのは、とてもうれしく思います。」

現在、三重県に住んでいる外国人の方に対して、メッセージをいただきました。

「外国人住民のほとんどは、何らかの難しい状況を抱えています。例えば、日本語を覚えるのが難しかったり、字が読めなかったり、書けなかったり、様々な困難があります。仕事も大変だと思いますが、すべては私たちが自分自身をどのように改善するかによって決まると思います。自分が前進できるように、自身を改善しなければなりません。すべては自分次第だと思います。」

今回紹介させていただいた方のように、自らの意志で、日本の行政や民間団体、教育機関と力を合わせ、外国人住民の支援を積極的にしている方もいます。

三重県がめざしている、多文化共生社会の実現には、日本人側だけの努力や外国人側だけの努力では限界があります。重要なことは、外国人と日本人が互いを理解しようとし、違いを受け入れ、対等な関係のもとで力を合わせることです。そして、さまざまな異なる背景を持つ人々が地域住民として、一緒になって地域社会を築いていくことで多文化共生社会が実現されます。