結核の感染拡大を予防するために

ニッケン学園で結核検診が行われました

2015/03/19 Thursday 健康・医療

01結核という病気は適切な治療を受けないと死に至ります。2012年、三重県だけで新登録患者数は252人にのぼり、うち28人が死亡しました。2013年には241人のうち27人が死亡しました。

健康状態の確認と病気予防のためには、定期健診がお勧めです。三重県健康管理事業センター(健診センターサンテ)が四日市市の日系ブラジル人学校 ニッケン学園で無料健診を行いました。この健診の担当者から、この健診の目的と結核に関する重要な情報を教えてもらいました。

[健診センター サンテの衛生管理者 福岡秀泰さんのインタビュー]03

「今日の目的は、日本にいる外国人の方に対して、三重県健康管理事業センターが無料で結核検診をさせていただくということで、結核という病気を知っていただき、結核に対する知識や結核検診に必要性を理解し、検診を受けるという行動につなげていただくことを目的としています。」

結核について教えていただけますか

「結核とは、結核菌が体の中に入っておこる病気です。主に肺が悪くなります。特に高齢者・子ども・体の働き(免疫力)が弱い人は結核にうつりやすく、注意が必要です。」

06結核の症状を教えてください。

「結核の初期症状は、風の症状に非常によく似ています。主に、咳が2週間続く、痰(たん)が出る、急に体重が減ってきた、だるい、他には熱が出たり、寝汗をかいたりというような症状があります。」

感染の疑いがある場合にはどうすればいいですか。

「感染の疑いがある場合は、すぐに病院を受診してください。ただ、疑いがない方でも、一番大事なのは一年に一度、必ず健康診断を受けてください。」

ニッケン学園の教職員の方々も健診を受け、この機会を与えてもらったことに感謝をしていました。

[ニッケン学園の校長 Celina Yojoさんのインタビュー]14

「調査によると外国人住民の中で感染者が多いと聞きましたが、多くの人はこれに関して何も話しません。日本にはウイルス性の病気が多くて、特に子どもは重症化したりします。この結核健診では、レントゲン検査だけでなく、異常が見つかったらすぐに知らせてくれるので、重要な健診と思っていますし、生徒や職員の健康管理をしなければならないので、できれば毎年行いたいです。ここまで来ていただいたことに感謝しています。」

09[ニッケン学園の教師Ademar Oshiroさんのインタビュー]

「感染予防のためでもあるけど、異常が見つかる可能性を含めて、健診を受けられるのはとてもありがたいことだと思います。受けることができて良かったと思っています。その上、この健康管理組織が学園まで来てくれて、それに無料で行ってくれることにとても感謝しています。」

結核は深刻な病気ですから、感染拡大は予防しなければいけません。定期健診を受けることによって、病気を早期に発見できます。健05診に関する情報については、住んでいる市町の保健センターにお問い合わせください。

永住者のみなさん、「在留カード」への切り替えはお済みですか?

2015/03/19 Thursday 健康・医療

「在留カード」への切り替えはお済みですか?

現在「外国人登録証明書」を持っている方は、「在留カード」へ切り替える必要があります。

切り替える期限が平成27年(2015年)7月8日までの方が多いため、この直前は窓口の大変な混雑が予想されます。早めに切り替えの手続きをしましょう。

 

対象者(永住者の方)

切り替える期限

2012年7月9日に16歳以上だった方

2015年7月8日まで

2012年7月9日に16歳未満の方

2015年7月8日までに16歳の誕生日が到来する方 16歳の誕生日まで
2015年7月9日以降に16歳の誕生日が到来する方

2015年7月8日まで

詳しい情報:

法務省入国管理局ホームページ http://www.immi-moj.go.jp/newimmiact_1/index.html