三重県内でも正社員として働く外国人は増えてきています。外国人社員はどんな企業で働いているのでしょうか。外国人社員が活躍できるように、企業はどんな工夫をしているのでしょうか。
社会福祉法人青山里会
四日市市、亀山市、名古屋市など50ヵ所で、高齢者や障がい者を対象とした介護施設などを運営しています。2009年に日系人を正規採用し、介護資格取得の支援などを通じて人材育成を図ってきました。現在は約600人の介護職員のうち10%は外国人で、国籍はブラジル、フィリピン、ペルー、ボリビアなどさまざまです。併設する専門学校に通う留学生がアルバイトで働く姿も見られます。また、外国人だけでなく、中高年齢者や若い男性、障がい者など多様な人材が働けるよう、介護現場の職務を細かく切り分けて、具体的でわかりやすい職種別(洗濯場、宅配スタッフ、夜間専属など)に人材を募集するといった工夫をしています。
- 介護職員 森カメリ雪絵さん
2歳の時にブラジルから日本に来ました。経済的自立という目的もあって、アルバイトをやめ、青山里会で働き始めました。
現在は、120人の認知症の人が生活する施設で働いています。食事、入浴、排せつの介助が仕事の中心ですが、すべてをやってあげるのではなく、その方が必要とする手助けを考え提供しています。入所者は人生の先輩。尊厳を守るのも大事な仕事です。
毎日違うことが起きるので仕事には慣れませんが、上司や同僚に恵まれ助かっています。
- 生活相談員 鄭尚海さん
中国では漫画本の翻訳や通訳の仕事をしていましたが、2000年に来日し、福祉の博士号をとって青山里会に就職しました。
現在は、高齢者施設で入所者本人や家族からの相談にのったり、病院や行政などの関係機関と連絡調整をとったりしています。解決できない個人的な困りごとも相談されるような難しい仕事ですが、人に接することは楽しいですし、人の役に立つ仕事なのでやりがいがあります。そして、仕事するには向上心が大事。職場の業務改善にも取り組んでいます。
社会福祉法人青山里会
設立:1973年6月
本部所在地:三重県四日市市山田町5500-1
URL:www.normari.jp
青山里会については、三重県内の大学に通う留学生ヤンヤンさんと、高校生の八重樫ジェームスさんが、アシスタントの南川正美さん、増田莉子さんとともに取材しました。記事はこちらに掲載されています。
外国人リポーターによる取材記事
www.mief.or.jp/jp/gaikokujinkatsuyaku.html
(社会福祉法人青山里会)(日本語・中国語・スペイン語)
報告会も予定されています。
企業訪問報告会(日本語)
日時:2018年12月8日(土)13:30~15:15
場所:アスト津3F(津市羽所町700)
この事業は一般財団法人自治体国際化協会の助成金により実施しました。