みえ看護フェスタ2014が三重県総合文化センターで開催され、看護の分野に関する新しい情報や最新サービスの展示会、健康チェックなどが行われました。
開会式が行われた後に、音楽とダンスの発表が参加者を盛りあげました。中・高校生看護学生による白衣のファッションショーも人気がありました。
ホールでは、看護の仕事体験や看護の風景写真の展示、DVD上映、やAED(除細動装置)の使い方、妊婦体験、老人体験など様々な体験ブースがありました。鈴木英敬三重県知事来場し、ブースを回ったり、体験行事に参加したりしました。
三重県知事 鈴木英敬 インタビュー
「三重県は全国と比べても働いている看護師の方の数が少ないので、本当に一人ひとりの看護師さんの皆さんに負担がかかっています。でも、その中でも一生懸命頑張っていいただいている看護師の皆さんの仕事が、やり甲斐があるんだということを皆さんに知って欲しいし、一生懸命頑張ってくださっている看護師、保健師、助産師の皆さんに感謝をする、そんなフェスタになったらいいなと思います。」
参加者は、専門家にいろいろな説明を聞いたり、心臓マッサージの正しいやり方を教えてもらったり、泣き方まで本物にそっくりな赤ちゃんの人形を抱くこともできました。
その他に、無料で健康チェックを受けることができました。この催しに参加した人は、看護の分野に関する興味深い情報などを知ることができました。
ナースセンター (主催者) インタビュー
「県民の方々に看護の仕事を理解していただくことと、今後若い方たちが看護の道へ進んでいただくために、看護の仕事をアピールしたいです。」
看護師の仕事は幅広く、医療関係のさまざまな分野の専門家になることができます。また、就職率が高いです。
「患者さんのお世話をすることです。入院される患者さんとか外来の患者さんもみえます。それと健康な人がより良い生活ができるような指導もしています。」
日本ではどのような道のりをたどれば、看護の分野で働くことができるか聞いてみました。
「高校を出てから看護学校あるいは看護大学を卒業して、国家試験に通ってもらわないと看護師として働くことができません。」
「商業科とか工業科とかあるんですが、できたら普通科の高校に行って卒業して、専門学校は3年です。大学ですと4年なんですけれど、大学を卒業すると看護師の免許の受験資格と、助産師とか保健師の受験資格どちらか専攻ですけれど、あるんですね。そして、国家試験を受けることができます。
専門学校ですと、看護師の国家試験を受けて看護師になって、それから保健師とか助産師とか、別々に学校に行かないと取れないですね。」
日本在住の外国人でも、看護の分野で仕事に就くことができますが、勉強に専念し努力しなければなりません。
日本に住んでいる外国人の若者でも看護師になることができるか、鈴木知事に聞いてみました。
三重県知事 鈴木 英敬 インタビュー
「もちろんですね。しっかり試験を受けていただいて、研修もしていただかないといけないですけどね。」
日本では、看護分野の他にも、たくさんの分野で活躍できる可能性があります。若者に、早くから目的意識を持って勉強するよう呼びかけ、将来の夢を叶えてもらうため、三重県市町多文化共生ワーキングが平成22年に「外国人の子どもに向けたキャリアガイド」 を作成しました。こちらのサイト(http://careerguidemie.jp/)からご覧いただけます。