胃腸風邪(感染性胃腸炎)について

2018/06/12 Tuesday 健康・医療

「胃腸風邪が流行しています」などのニュースを見たことがある人は多いと思いますが、みなさんは胃腸風邪のことを正しく理解していますか。

胃腸風邪は「感染性胃腸炎」という感染症です。感染者数は、例年11月上旬から増加し、12月にピークを迎えます。その後、一旦減少しますが、1~3月に再度増加し、その後徐々に減少していきます。

冬季はノロウイルスやアデノウイルス、春~初夏はロタウイルスによる感染が多くなります。また、腸炎ビブリオなど細菌性のものや、いわゆる食中毒によるものが夏期の胃腸炎の原因です。

このように、胃腸炎は年間を通して発生しています。今回、胃腸炎の症状や感染経路について知り、予防を心がけましょう。

主な症状

腹痛、下痢、おう吐、軽い発熱等が特徴的な症状です。通常は数日~1週間程度で回復します。しかし、症状がひどい場合、脱水症状を起こしたり、回復に1週間以上かかることもあります。

症状が治りくい場合は、医療機関に行き診察をうけましょう。

感染経路

感染性胃腸炎は、ほとんどの場合、患者との接触 (便、吐物など)や、汚染された水、食品によって、経口的にウイルスや細菌が体の中に入ってくることで感染します。

予防方法

家庭においては、次の点に注意し、予防を心がけてください。

  1. 手洗い
  • 調理前後、食事前、トイレの後、おむつ交換後などには、石けんを使って流水で手をしっかりと洗いましょう。
  • 家庭内に感染者がいる場合は、手洗い後のタオルなどは共用せず、別のものを使いましょう。

  1. 感染した人の汚物(おう吐物や便)処理時の注意点
  • マスクや使い捨て手袋を着用し、直接汚物に触れないようにしましょう。
  • 窓を開けるなど換気を心がけましょう。
  • おう吐物などで汚れた床を拭く場合は、次亜塩素酸ナトリウムの塩素系消毒剤や家庭用塩素系漂白剤(塩素濃度0.02%で薄めたもの)で拭き、消毒しましょう。
  • 拭き取ったぞうきんやペーパータオルは、ビニール袋に入れ密閉消毒し、捨てましょう。

  1. 食品、調理器具の加熱
  • 食品は十分に加熱して中心部まで火を通すようにしましょう。
  • 調理に使ったまな板や包丁は、すぐに熱湯で洗いましょう。

  1. 予防接種
  • ロタウイルスは乳児を対象に任意で予防接種を受けることができます。

胃腸炎は感染してしまうと、つらい症状が長く続きます。治療は、対症療法(病気の原因を直接取り除くのではなく,細菌やウイルスの排出を促したりすることで、症状を和らげたり,なくしたりすること)になることが多く、回復するには時間がかかります。そのため、予防することが最も重要になります。自分自身を含め、家族を守るためにも、ぜひ今回の情報をお役立てください。

 

*参考*(日本語のみ)

http://www.kenkou.pref.mie.jp/topic/ityou/ityou.htm

http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0014900034.htm

http://www.city.yokkaichi.lg.jp/www/contents/1509495290979/index.html