熊野古道世界遺産登録10周年記念企画展「世界遺産図展」

2015年3月7日(土)~4月5日(日)熊野古道センターで企画展「世界遺産図展」を開催

2015/03/06 Friday セミナー・イベント

スケッチとCGで世界遺産を描く画家・松田光一氏の絵画展を開催します。0388-1_エローラーの石窟寺院群_インドA

松田氏の作品は、カラフルで夢の中の様な独特な世界感で多くの人を魅了するとともに、古くから守り続けられている世界遺産の大切さ、美しさを伝えています。

今回の展示では、2014年夏・秋に東紀州を訪れ、「紀伊山地の霊場と参詣道」を描いた新作を始め、約40カ所の世界遺産の絵画を展示します。

熊野古道センター展示会用の_A【期間】2015年3月7日(土)~4月5日(日) *期間中無休

【時間】9:00~17:00

【場所】三重県立熊野古道センター

〒519-3625 三重県尾鷲市向井12-4 TEL:0597-25-2666

【入場料】無料

三重県立熊野古道センター ホームページ

http://www.kumanokodocenter.com/index.html

多文化共生と日本の社会

2015/03/06 Friday セミナー・イベント

2015年2月14日に開催された「多文化共生啓発イベント」

Image2日本の社会に協力する外国人住民がたくさんいます。日本在住の外国人住民は、学校に通いながら、または企業で働きながら、日本で母国の文化を広め、日本人と共に多文化共生社会を築き上げています。

「多文化共生」の意味とは何でしょうか。

 [公益財団法人事務局長 坂西卓朗さん のインタビュー]

「やっぱり一番大事なことは、日々の生活の中で共に生きるということだと思います。例えば、最近イスラム国の報道が大変多くありますが、異なる宗教、生活、文化、様々な違いはありますが、それぞれに良いところがありますので、それを分かち合って、共に同じ地域で暮らしていく、そういうことが多文化共生において大変重要だと思います。」

2月14日に伊勢市で開催された「多文化共生啓発イベント」では、多くのセミナーや舞台発表などを通して、日本在住の外国人の文化等が紹介されました。日本で生活している外国籍の参加者にインタビューをしました。

[ネパール国籍のMuku Maya Tamangさん のインタビュー]2

「日本に来た当時は、日本語が分からなくて大変でした。日本語の学校に通い始めると、先生は優しくて、教え方が親切でとてもよかったので、日本語をすぐ覚えることができました。

大変なこともありますが、日本人の方はみんな優しく助けてくれました。どこかへ行くときには大変だったけど、みんな助けてくれましたので、とても良かったです。」

日本に来る機会がまたあれば、また来てみたいですか。

「はい、もう一度チャンスがあれば、日本にまた来たいです。」

[インドネシア国籍のMelti Afridaさん]

「私の名前はメラティです。インドネシアから来ました。私は今PHDの研修生です。」

日本に来てからの生活はどうですか。

「日本での生活は便利で、時間が守られることがいいことだと思います。日本人は凄く優しくて、全員優しいので凄くいいと思います。」

Image4[ミャンマー国籍のSan Tun Ooさん]

「私の名前はサントゥンウーです。日本人の子供はサンちゃんと呼んでいます。」

お国はどこですか。

「国はミャンマーです。」

日本に来てからの生活はどうですか。

「日本の生活は大変だと思います。毎日忙しいけど、生活は便利です。やさしい言葉もあるので、私たちと話す時には問題ないです。」

[オーストラリア国籍のKeiko Holmesさん]

「日本の生活は好きです。コンビニとかが凄く便利ですし、日本の食べ物が凄く好きです。例えば、多分一番好きなのは寿司です。回転ずしが凄く好きです。いつも日本に来るときは、友達とか家族と一緒に回転ずしに行っています。オーストラリアでも寿司がとても流行っていますが、やっぱり日本の寿司が一番です。」

日本人とのコミュニケーションはどうですか。

「最初は日本語能力のことで少し緊張します。日本語には敬語もありますから、ちゃんと敬語で話せるかなという緊張もありますけど、私は日本語の勉強をしているところですから、日本人はあまり気にしないみたいなので、気軽に話しています。」

このイベントでは、ペルーの文化に関する発表もありました。伝統の踊り「Mariñera Norteña 」の素敵なステップは参加者を虜にしました。

[ペルー国籍のGrace Akiko Casalinoさんのインタビュー ]Image1

「ペルーの子供に、離れているペルーの文化、ダンスを覚えてもらって、こういう素敵なところ、日本人が集まるところにきて披露するのが、私とダンススクールに通う子供たちの母親が目的にしていることです。」

日本で生活していてどうですか。

「日本で生活して日本人の友達がたくさんできて、交流ができることが一番楽しく毎日過ごしています。」

[ペルーの伝統の踊りの日本国籍生徒インタビュー]

「Grace先生の踊りを見て、凄く格好良くて、美しさがあったので、私もそういう風になりたいと思って、このラテンダンスを踊っています。」

日本在住の外国人は、様々な形で日本社会に協力できます。働くことだけではなく、外国の文化をより深く理解した社会をつくる手助けができます。

Image3[公益財団法人事務局長 坂西卓朗さん のインタビュー]

「私は神戸から来ていますが、神戸は地震がありました、その時に日本人も大変でしたが、在日の外国の人から大変助けていただきました。そういった経験もありますし、今では日本人の人口も大変減ってきていますので、なかなか日本人だけで生活、仕事をしていくことが難しい状況になっていると思います。

今年2015年は、過去最高の外国人の就労者が多い年になるという推測が出ています。今後日本はどうしても少子化が進んでいきますので、日本人だけの力で日本の産業を支えていくことができません。私個人の考えとして、よりたくさんの人に日本に来ていただいて、日本で仕事をする、そして日本で結婚して、生活をし、子どもを生み育てていただく、そういったことで日本人も大変たくさん勉強になることも多いと思いますし、経済的にもそういった外国人の方の存在というのは大変大きいと思いますので、そういった意味で共に生きていくということができれば、大変ありがたいと思います。」

みつめる、かんじる、ふれあう。あなたがつくる笑顔のつながり。これが多文化共生の本当の意味です。