ブラジル人に対するビザの要件緩和と知事から外国人住民へのメッセージ 鈴木英敬三重県知事にインタビュー(2014年8月) Share!FacebookEmailTwitterWhatsApp 2014/08/21 Thursday お知らせ, ピックアップ http://mieinfo.com/videos/2014/08/18-08%20entrevista%20governador-jp.mp4 MieInfoをご覧の皆様、こんにちは。こちらは三重県庁です。これから鈴木英敬三重県知事にインタビューをします。2013年8月、知事はブラジルを訪問しました。その成果のひとつが、ブラジル人に対するビザの要件緩和です。 知事に、今回の件に関するお話と、ブラジル人や三重県の外国人住民の皆様に対するメッセージを伺いたいと思います。 薩川レオ: 三重県多文化共生課レオと申します。よろしくお願いいたします。 鈴木英敬: よろしくおねがいします。 薩川レオ: 早速ですが、外務省からブラジル人に対するビザの要件緩和について発 表がありましたが、知事からこのことについて聞かせてください。 鈴木英敬: 今回、安部総理がブラジルを訪問されて、ルセフ大統領と会談をされたときに、ブラジル人の方々に対するビザの緩和を発表されて、共同声明に盛り込まれたということです。今までは観光のビザで、ブラジル人の方が日本に来ていただくときは、毎回毎回その都度その都度ビザを取らないといけなかったんですけども、今回のマルチビザというのは、例えば1年なら1年、3年なら3年の間で、1回取ればその間何回も来れますよ、というビザになっています。 これは、私が昨年サンパウロに三重県とサンパウロ州の姉妹提携40周年を記念して行ったときに、向こうの県人会の皆さんや日系人の皆さんを中心に、自分たちのふるさととの交流を進めたい、なんとかこのビザの緩和について力を貸してもらえないか、という話をいただいたので、私は早速帰国して、岸田外務大臣やビザを担当している谷垣法務大臣、警察関係の古谷国家公安委員長、日伯国会議員連盟の会長の麻生副総理らに、ビザの緩和をお願いしますという提言を持って行きました。それには津の前葉市長にも一緒に行っていただいたり、県内の熊野や四日市や鈴鹿などの皆さんにもお手伝いいただき、全国中のブラジルと交流の深い自治体の皆さんに協力をいただいて提言をして、一年足らずという短い期間でこのようなことができたのが本当に嬉しく思いますし、間違いなく今後の交流によい影響をもたらすと思っております。 薩川レオ: そうですか。マルチビザでブラジルの方がさらに日本に来てくれるといいですね。 鈴木英敬: そうですね。きっとそういうことに役立つ、今回の緩和だと思っています。 薩川レオ: ビザの要件緩和について、知事はどのような期待をされていますか。 鈴木英敬: そうですね。私が行った時に、サンパウロ州と三重県との友好提携40周年ということで、環境とか教育とか観光とか商工業とか、こういう4つの分野でさらに交流を深めましょうという協定に、アルキミン知事と共にサインをしてきました。その全ての分野において、きっとよい影響があると思いますけど、特に観光面では、ブラジルの方々がたくさん来ていただけるんじゃないかと思います。実は、世界中の国から日本へ来る観光客の前年からの増加率は、タイが一番多くて、次はブラジルが多いんです。日本に来てくださる方の増加率が、ビザ緩和前からも多いわけですので、今回のビザの緩和で、よりその角度がグッと上がって、たくさんの人が来てくれるんじゃないかと思っています。 薩川レオ: すばらしいです。ブラジルから訪問された方をご案内する場合、おすすめの観光地はありますか。 鈴木英敬: そうですね、三重県は観光地はいっぱいあるんですけども、特に3つぐらい申し上げると、ひとつは伊勢神宮ですね。日本の伝統、この2000年続く伊勢神宮、そして20年に一回お社が建て変わる式年遷宮が1300年続いてますけども、そこで日本の伝統を見ていただくことがひとつ。 2つめは、我々がサンパウロに行ったときもPRしたんですけれども、忍者ですね、忍者。忍者はやはり三重県が伊賀流忍者の発祥の地ですからね。忍者の服を着て、忍者修行の体験とか手裏剣打ちとか、いろいろやったりできますので、その忍者というところ。 3つめは、サンパウロやブラジルでも本当に英雄でありましたアイルトン・セナもやってくれましたF1グランプリをやっている鈴鹿サーキット。 いっぱいおすすめはありますけど、特にその3つぐらいがおすすめかなという風に思います。 薩川レオ: わかりました。ちなみにブラジル人の方や外国人の方が三重県の観光情報を知りたい時、どうすればいいんですか。 鈴木英敬: こういうかたちで、ポルトガル語で観光情報をまとめたDVDを作らせていただいておりますし、このMieInfoでも観光情報をやっていますし、三重ツーリズムガイドのポルトガル語のサイトも運営しています。こういう紙のパンフレットも作っていますから、インターネットでもDVDでもこういうパンフレットでも見られるよう、様々な形で観光情報を取れるようにしていますので、そういうところから情報を得ていただくとありがたいですね。 薩川レオ: 分かりました。ブラジルの方にもぜひ三重県の素晴らしさを理解してもらえるといいですね。 鈴木英敬: はい、本当にそうですね。たくさんの方、ブラジル人の方に来ていただいて、三重の良さを知って、また母国にもどって「三重って良かったよ」といっぱい宣伝してもらうとありがたいですね。 薩川レオ: では最後に、知事からブラジル人や三重県の外国人住民のみなさんにメッセージをお願いできますか。 鈴木英敬: 今回のブラジルのビザの緩和のことで、三重県が皆さんの協力でがんばってやってきました。それは、今三重県に住んでいただいているブラジル人の方々や外国人の方々と一緒になって共生してこの地域を作り上げている、その三重県に住んでくださっているブラジル人や外国人の皆さんが、この地域で、この三重県でがんばっていこうとしていただいている、そのおかげだと思います。そのおかげで私たちもブラジルのこととか皆さんの母国のことが好きになって、もっともっと関係を深くしていこうという風に思えること、そういう思いがスタートとなって、今回ビザの緩和の動きもすることができたと思っています。 ですので、例えば医療のこととか、教育のこととか、防災のこととか、普段の生活のこととかでも、結構お困りのことが何かあるかもしれませんけど、そういうときがあれば、三重県の皆さんは本当にブラジルの方や三重県に住んでいただいている外国人の方々が好きですから、遠慮なく三重県の皆さんにいろいろ言っていただいて、これからも長く三重県で共に過ごしていければと思います。そういう情報を、ぜひ母国のお知り合いの方に「三重県っていいところだよ」ということを、どんどん宣伝をしていただくとありがたいなと思います。 薩川レオ: どうもありがとうございました。 鈴木英敬: はい、ありがとうございました。 Share!FacebookEmailTwitterWhatsApp « 平成26年度 就学義務猶予免除者等の中学校卒業程度認定試験について [津]コンサート: ドイツからの優美な贈り物 » ↑↑ 次の情報 ↑↑ 平成26年度 就学義務猶予免除者等の中学校卒業程度認定試験について 2014/08/21 Thursday お知らせ, ピックアップ 平成26年度 就学義務猶予免除者等の中学校卒業程度認定試験について Share!FacebookEmailTwitterWhatsApp この試験は、病気などのやむを得ない理由により、義務教育諸学校への就学を猶予又は免除された方等、中学校を卒業されていない方を対象に行う試験です。合格された方は、高等学校へ入学志願することができます。 受験を希望される場合は、次のとおり「受験案内」等を入手いただき、文部科学省へ出願手続きを行ってください。 1 「受験案内」等の入手方法 次の施設で配付しています。(9時~17時、土曜日・日曜日・祝日は除く) ・三重県教育委員会事務局高校教育課キャリア教育班(県庁7階) ・その他、各市町教育委員会でも配付しています。 ※取りに来られる場合は、事前に電話で連絡してください。 <連絡先> 三重県教育委員会事務局高校教育課キャリア教育班 TEL:059-224-2913 2 試験期日 平成26年10月30日(木)10:00~15:40 3 試験会場 三重県庁 講堂棟3階 第131・132会議室 (三重県津市広明町13番地) 4 試験科目 国語・社会・数学・理科・外国語(英語) 5 願書受付期間 平成26年8月28日(木)~9月16日(火)消印有効 6 合格発表 平成26年12月5日(金)予定 ※本人宛てに直接郵送されます。 Share!FacebookEmailTwitterWhatsApp