教育の大切さ [教育シリーズ]

2014?3?24? 教育, 教育

 

この教育シリーズでは、保育園から大学までの日本の教育制度や奨学金などについて紹介してきました。子どもが教育を受け始めてから仕事に就くまでは長い道のりです。

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教育は、将来社会人として仕事をするときに、どのように役立つのでしょうか。学歴は人生に影響を与えるのでしょうか。二人の方にお話しいただきます。

三重県立飯野高等学校 校長  宮路正弘さんのインタビュー

1.卒業生の進路

Diretor do Mie Kenritsu Iino Koutougakkou Mr. Masahiro Miyaji

三重県立飯野高等学校 
校長 宮路正弘さん

本校では、多くの卒業生が大学に進学をしていきます。外国人の生徒たちも、同じように大学に進学していく生徒が多いです。最近では、同志社大学や関西大学などの難しい大学にも合格者がでています。

また、就職する人も、日本人の生徒と同じように県内の製造業や福祉施設、美容院等で仕事に就いています。

高校では、派遣やアルバイトより、長く働くことができること、収入が長く働くと高くなることなどの理由で、正規の社員になることをすすめています。外国人の生徒も、同じように正規の社員(として仕事)に就いています。最近ではユニクロに就職した生徒や、オートバイのレーサーになった生徒もいます。

2.教育の大切さ

日本では、高校を出ていないとなかなか就職が難しいです。また、高校に入っても、しっかりと勉強を続けないと仕事に就くことができません。

これからは、外国の方が多く働く会社だけでなく、外国の人も日本の人と同じように、どのような仕事にも就いていく必要があると考えています。

それには、話すことはもちろん、読んだり書いたりする(日本語の)力が当然必要になります。また、そのほかの勉強の知識をたくさん身につけて、高校でしっかりと勉強し、日本語の力と、そのほかの力も付けていってほしいと思っています。

3.外国人住民へのメッセージ

本校では、日本で暮らす期間が短くても、勉強で大変良い成績を取っている生徒もいます。彼らは大変な努力を続けています。少し頑張ればすぐ良い結果が出るわけではありませんが、努力を続けることで、必ず成績は上がってきています。

先ほど、同志社大学に進学した生徒を紹介しましたが、彼女は、高校時代も大学時代も、言葉がわからず大変苦労していました。しかし、あきらめずに努力をしたことによって、世界を相手にする取引ができる会社に、希望どおり就職しています。

今は、大学を出ても希望通りの会社に就職することが難しい時代です。彼女のように、努力を続けたことによって、国籍は問わず成功する例もたくさんあります。これからは、外国の方、日本の方、関係なく、どのような仕事にも就いていける時代だと考えていますので、あきらめずに勉強して頑張ってほしいと思います。

現役大学生 タケオ・ブルーノさんのインタビュー

1.    大学に入るまでの道のり

Takeo Bruno - College Student

現役大学生 タケオ・ブルーノさん

7才の時に日本にやってきて、その時は全く日本語が分からなくて、凄く苦労しました。そして、中学校にも海外に行っていて、中1中2は日本ではなかったので、その間に日本語をちょっと忘れたんですけど。

そして、中学校3年生の時にそこにも大きな壁がありまして、言語だけじゃなくて、この中学校1年生と2年生にみんなが学んでいることとか、全く知らなかったので、難しかったし、でも中学校でもみんなが優しくて、放課後にも教えてくれたりして、とてもよかったです。

大学に進学したいという希望で進んでいたんですけど、そこで一番大きな壁がありまして、言語と学力の壁だけじゃなくて、経済的な大きな、かたい壁がありまして、いろいろな情報を集めたりして、そのおかげで奨学金も得ることが出来て、大学に入ることが出来たので、本当に奇跡のような道のりでした。

2.    将来の目標

国際的なこと、大きなことをやりたいという気持ちが強くて、特に国際の貿易をしたくて、国と国を繋げる人になれたらいいなと一番に思っています。

3.    夢を実現するために切なこと

やっぱり高校卒業生とか大学卒業生とは大きな違いがありまして、やっぱり大学を卒業すると、そこからまたスタートだと思うので、大学を卒業するというのを前提に、しないといけないと思います。

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夢を実現し、社会人として成功するには、大変な努力が必要かもしれませんが、まずはきちんとした教育を受けることが、とても大切な第一歩です。

外国人住民のみなさんも、教育を通して将来の道を切り開いていってくださることを願っています。