
三重県内でも正社員として働く外国人は増えてきています。外国人社員はどんな企業で働いているのでしょうか。外国人社員が活躍できるように、企業はどんな工夫をしているのでしょうか。
今回は、三重県内の大学に通う留学生、劉楽夏さんと曹惊龍さんが、アシスタントの高野谷久 さんとともに、伊勢市にある南部自動車学校を取材しました。
三重県の教習所で13年連続入校者ナンバーワンを誇るこの自動車学校は「ほめちぎる教習所」を自称し、教官は生徒を決して叱りません。また、入校から卒業まで一人の教官が担当する「担任制度」により、生徒の安心と個性に応じた教習を約束しています。卒業後も無料で運転チェックする「アフターサービス」で永遠の安全を提供しています。

「インタビュー① 代表取締役 加藤光一さん」
Q:南部自動車学校の特徴は何ですか。
A:南部自動車学校はほめて伸ばすというのが運転教育のモットーになっています。教官がしっかりとほめちぎって、運転が楽しくなることが一番の特徴です。
南部自動車学校は中国人をターゲットに、中国語による教習を行っています。
そのために中国人を採用し、教官に育成しています。
そして、中国の春節の時期に長期休暇がとれるようなシフトを組んだりもしています。

「インタビュー② 代表取締役 加藤光一さん」
Q: 外国人従業員にはどんな配慮をしていますか。
A:中国の方や外国の方が働きやすい労働時間を提供しています。あとは、職場の人間関係ですね。なるべく、多様な方が過ごしやすい人間関係、つまりお互いにほめるということを意識しています。
Q: 外国人教官の育成は難しいですか。
A:試験も全部日本語で、日本人でも合格するのが難しい試験に合格しないといけないので、たぶん日本人の2倍以上の努力をしています。
中国語の教習は大変な人気で、現在は入校待ちが出ているそうです。

「インタビュー③ 代表取締役 加藤光一さん」
Q: 中国語教習は今後どうなりますか。
A:今、中国語で教習できる人は3名います。だから、まず5名の体制を作りたいと思っています。なるべく、その人たち(入校待ちの中国人生徒)に早く入ってもらって免許を取ってもらいたいというふうに思っています。
教習指導員として働いている金玉紅さんと、教習指導員の資格取得を目指している趙元泉さんです。南部自動車学校で働くことについて、いきいきと語ってくれました。

「インタビュー 教習指導員 金玉紅さん」
Q:入社のきっかけは?
A:このような有名な会社に入社したいと思いました。(ここの)一番の魅力は中国人と触れ合いができることです。やっぱり中国人ですので、運転できない中国人に運転を教えることがいいと思って南部(自動車学校)に入りました。
Q: ここで働いてみていかがですか。
A:南部に入ると決めたのは正しいと思います。入ってからは楽しく働いています。指導員の教育を受けて自分がすごく成長できました。

「インタビュー 社員 趙元泉さん」
Q:入社のきっかけは?
A:私はもともと日本に来るのを楽しみにしていました。自動車が大好きだったので、ここ(南部自動車学校)に入るのを決めました。
Q: ここで働いてみていかがですか。
A: 外国人が初めて日本に来るとき、不安なことや困ることがたくさんあると思いますが、私は本当に運がよく、(ここに)やさしい人がたくさんいるので、困っていることや知らないことを教えてくれたおかげで、私も不安が解けてここで安心して働くことができました。だから、ここに入ってやる気がたくさん出ました。南部自動車学校が大好きです。

生徒をほめちぎるための練習として始めた社員同士のほめ合いは、国籍に関わらず社内の良好な人間関係も作り出し、仕事のモチベーションにもつながっているようです。また、数々のユニークな取り組みがメディアでも多数取り上げられ、全国から生徒を集める地域ナンバーワンの教習所は、従業員の誇りにもなっています。
三重県南部自動車学校
設立:1961年
所在地: 伊勢市小俣町元町1648-10
URL::www.safety-nanbu.com
外国人リポーターの劉楽夏さんと曹惊龍さんが書いた記事はこちらに掲載されています。12月には報告会も予定されています。
外国人リポーターによる取材記事
www.mief.or.jp/jp/gaikokujinkatsuyaku.html
(南部自動車学校)(日本語・中国語)
企業訪問報告会
日時:2018年12月8日(土)13:30~15:15
場所:アスト津3階(津市羽所町700)
このビデオは一般財団法人自治体国際化協会の助成金により制作しました。
