これは、2004年に、新潟県で震度7の大きな地震がおこった時の様子です。
この写真でもわかるように、地震が起こった場合、家の中では、家具や倒れたり物が落ちてきたりして、けがをしたり、ひどい場合は命を落とす場合もあります。
一般的に、震度5以上の地震で、本や食器などが棚から落ち、震度6以上になると、固定されていない家具が動いたり倒れたりすると言われています。
このグラフは、地震による死亡の原因を示すものです。多くの人が倒壊した建物や倒れた家具の下敷きになって亡くなったことがわかります。1995年に神戸を中心に発生した震度7の地震でも、亡くなった人の8割が倒壊した家や家具の下敷きになりました。
こうした被害を防ぐため、家具が倒れないように固定しておくことが大切です。
家具や物が倒れたり落ちたりしないようにするための道具は、ホームセンターなどに売られています。
これは、「家具転倒防止用ポール」と言います。タンスや本棚などの大きな家具を固定するために使います。家具の上部と天井の間にこのポールを入れてしっかりり固定します。壁に穴を開ける必要がないので、アパート等に住んでいる場合は、これを使うと便利です。
ポールは2本1組で売られています。家具の両端をこのように固定してください。
家具の高さによってサイズを選びます。高さのある家具の場合は、家具の上部と天井の間の長さが短いのでSサイズ(30cmから40cmまで)。その他、Mサイズ(40cmから60cmまで)、Lサイズ(60cmから100cmまで)もありますので、買いに行く前に、家具と天井との間の長さを計っていきましょう。
これは、「すきまマットとか家具転落防止安定版」といって、家具の下部と床の間に挟んで使います。地震が起こった場合、家具が前に倒れず後ろの壁の方に傾くようにし、また、家具が動くのを防ぎます。
これは、机の上等に置かれたパソコンのモニターやテレビが動かないように固定するための道具です。パソコンやテレビの下に数か所に置いて固定します。取り外しも簡単にできます。「衝撃吸収パッド」という名前で売られていることが多いです。
他にも、地震の揺れで、タンスや棚の扉や引き出しが開かないようにするための道具もあります。このような道具を使うことで、食器や本などが落ちるのを防ぐことができます。これは、「開く戸ロック」と言いますまた、割れたガラスが散乱するのを防ぐためにガラスに貼るフィルムなどもあります。
地震の被害を少なくするためには、私たちひとりひとりが、日頃から家具の固定などに取り組むことが大切です。家具の固定は、地震から自分や家族の身を守る最初の手段です。今回紹介したことを、みなさんの家庭での地震対策に活かしてください。
家具の固定に関する情報は、県や市、町等が作っている防災ハンドブック等にも書かれています。ぜひ、参考にしてください。