日 本 の 教 育 制 度は基 本 的に、 小 学 校6 年 、 中  学 校3 年 、高等 学 校（高校）3 年 、 大 学4 年 （ 短 期 大 学は 2 年 ）となっています。

義務教育

小学校と中学校は義務教育として、すべての子どもたちが入学して卒業しなければなりません。

義務教育は日本の国民に対しての義務ですが、日本に住んでいる満6歳～15歳の外国籍の子どもは、国籍を問わず、本人が望めば日本人と同等の負担で地域の小学校や中学校への入学や編入ができます。子どもの将来のことを考え、積極的に入学や編入を行うことが望まれます。居住地の市町の役所と相談してみましょう。

 

 

そのほか

日本のほとんどの子どもたちは、中学校を卒業したあと高校に、高校を卒業したあと大学に進学します。高校と大学は原則として希望者が入学試験を受けて入学します。

また、小学校に入学する前の子どもたちのために幼稚園があります。さらに、中学校や高校の卒業者をおもな対象として、職業に必要な技術や知識を教える専修学校や各種学校があります。障害者のために特別支援教育を行う学校もあります。

国・公立の学 校と私立の学 校

学校には、国が運営する国立、都道府県市区町村が運営する公立、そして学校法人が運営する私立の学校の3種 類があります。

公立小・中学校の場合、原則的に住んでいる場所によって入学する学校が決まっており、入学試 験はありません。私立の学校は入学試験を受けて合格しなければ、入学できません。

年度・学期・休暇

日本の学校は、4月に始まり翌年の3月に終わります。学年は、ほとんどの学校で3つの学期に分かれています。

1学期は4月から7月、2学期は9月から12月、3学期は1月から3月までです。それぞれの学期の間には、約40日の夏休みと2週間程度の冬休み、春休みがあります。

※一部の学校では学年が2つの学期に分かれています。2学期制の場合は、4月から9月の前期と、10月から3月の後期に分かれており、夏休み、冬休み、春休み以外に、前期と後期の間に秋休み（4～6日程度）がある学校もあります。

 

＊このビデオは、（財）自治体国際化協会・地域国際化協会連絡協議会が制作した「多言語生活情報（http://www.clair.or.jp/tagengo/）」を基に作成しました。