「伊勢市」外国人住民を対象とした防災訓練

2012年08月18日(日)に伊勢市で「外国人住民を対象とした防災訓練」が開催されます

2012/07/25 水曜日 セミナー・イベント

23年3月、東日本大震災が起きました。三重県にも近い将来必ず地がやってきます。あなたは自分や家族を守ることができますか? 地震が発生した時時、何何をすべきかについて学びます。また非

常食の体験もあります。ぜひ、ご参加ください.

場所 いせ市民活動センター(1階ホール)伊勢市岩渕1丁目2-29
日時   2012年08月18日
時間   11:45 ~ 15:30

 

 

大地震から学ぶ 多文化共生のまちづくり

2012/07/25 水曜日 セミナー・イベント

2012年7月1日(日)に伊賀市で 「災害にも強い多文化共生地域づくり事業シンポジウム」 が開催されました.

伊賀市で、防災に関するとても大切なシンポジウムが開催され、150人以上が参加しました。講師の方々から、日本で災害が起きた時に、外国人住民に情報が伝わりにくいことや、普段からどのような準備をしておいたらいいかなどのお話をしていただきました。

始めに、公益財団法人 宮城県国際化協会企画事業課長 大村昌枝さんの講演会が行われました。2011年3月11日に起こった東日本大震災後、避難所の中や捜索の時に、地域の日本語教室のボランティアやキーパーソンとなる外国人が力になってくれたことなど、お話しいただきました。大村さんのお話はシンポジウムの参加者にとって、貴重な情報となりました。

このシンポジウムを通して、外国人住民に関するテーマについて話し合ったり、情報の伝え方を増やすきっかけをつくるために、NPO法人 伊賀の伝丸と三重県でこの催しを開催しました。

「今は多文化共生社会で、防災については、皆さん取り組みをしていらっしゃると思います。ただ、現場で起こっていること、何が本当に大事かということを、もう一度皆で考えたいと思って、シンポジウムを開催しました。やはり、近所付き合いとか、身近な所からやっていくことが大事です。皆で協力をすることが大事です。それぞれが考えているだけではなくて、一つの空間で、一つの場所で、皆で共有しながら考えることが大事だと思ってこのシンポジウムを開催しました。」

シンポジウムの後半にパネルディスカッションが行われ、パネリストとして、三重県内で外国人住民と関わりのある方々に出席してもらいました。パネリストの方々は、災害時に発生する問題点や解決法について討論しました。
様々なテーマについて討論されました。自治会の行事に参加する大切さも挙げられました。しかし実際には、多くの住民は自治会の仕組みや役割を知らず、参加していません。

小田町の自治会長 田村輝之さんには、外国人住民が自治会に加入することに関してお話をしていただきました。

「小田町には沢山の外国人が住んでいます。住民の約10%にあたります。自治会としては、是非仲良くなったり、一緒に活動をしたりして、小田町での生活を楽しいものにしてもらいたいと思います。是非参加してください。」

三重県環境生活部多文化共生課 副課長 加藤憲祐さんには、地域に密着して暮らす大切さを話していただきました。

「これからは、外国の方も地域社会の一員として、地域を盛り上げ、活性化していってほしいと思いますので、是非、地域の活動に参加してください。そして、日本人と外国人の皆さんでよりよい地域をつくっていただきたいと考えております。そのためには先ず、地域の近所の方に声を掛けることから始めて、個人的な付き合いをして、そこから輪を広げていく、そういった形で是非地域の担い手として、自分たちの力を十分発揮していただきたいと思います。」
中国出身の楊 慧敏さんは、伊賀市役所で通訳者として働いています。日本在住の外国人住民としての話をしてもらいました。
『自分も外国人です。日本へ来てから時間がたっても、ずっと「自分は外国人だ」と思い続けていたら、おかしいと思います。自分はお客さんではなくて、ここの地域の住民ですから、日本語の勉強をしたり、地域に馴染んだり、積極的に自分から参加したらいいと思います。』

伊賀市役所に通訳者として勤めているブラジル出身の坂田 ハルエさんからのアドバイスは、日本で暮らしていく上で、日本語を学ぶ必要があるということでした。日本語が話せると、困難な事態でも上手くコミュニケーションが取れます。

「私たちは地震の経験がないため、避難所での生活の大変さや食料が不足している状況や食料の求め方などが分かりません。これに対するアドバイスとしては、まず日本語を学ぶことと、地域や企業などで行われる訓練に参加することです。そうすれば、必要に応じてどのような手順で行動をすれば良いかの知識が得られます。自分の意見としては、全員がもっと積極的に参加するべきだと思います。」

中村 伊英さんは、パネルディスカッションで、災害時に活動する団体の話をしてくださいました。外国人住民でもこのような団体への参加は可能です。

「(ボランティアは)凄く大事なことだと思います。問題はどういうところで、どういう人の力が活かせるか、これらの判断や調整をコーディネートすると上手くいきます。外国人か日本人か、男性か女性かは全く関係がなく、その人の得意なところを活かせるような機会があればいいと思います。」

和田 京子さんは外国人住民に関する様々な分野での経験が長いです。外国人住民が地域にもっと馴染んで、災害時に日本人と一緒に活動出来ることを望んでいます。

『外国の人は支援される側でもありますが、やっぱり支援する側になると、若いし、力もあるし、皆さん一生懸命活動されているし、手伝いたいという気持ちも大変あります。
防災に関しては、言葉が分からないということで、日本人がサポートすることもあると思いますが、外国の人の力もこれからはどんどん借りていかないといけないと思いました。「貸してほしいな、きっと貸してくれるな」と今日は思いました。』

大村 昌枝さんは、2011年の大震災時の外国人住民とのやり取りの難しさについて話したり、自分が経験したことなどを分かち合ったりするために、宮城県から来てくださいました。最後に一言いただきました。

『私たちは地震の後、色々な国の人からメッセージをいただきました。被災地に住んでいる外国人からメッセージをいただいたのですが、その中で一番多かった意見は、やはり「その瞬間は自分の身は自分で守るしかない、だから、そのためにも最低限の日本語は勉強しておきましょう」という一つの教訓です。それからもう一つは、やはり普段から、地域社会の一員として、日本人の方とのコミュニケーションを上手に図っておく必要があります。阪神淡路大震災の時に助かった人の最も多くは、救急車やレスキュー隊ではなくて、近所の方に助けてもらったのです。ですから、普段から地域社会の中のつながりを大事にした方がいいと思います。
防災グッズについては、3.11の地震の後にいろいろな新しい商品もたくさん出ていますので、やはり、それらは個人の責任で、皆さんも家庭内に備えておく必要があります。
もう一つは、もし地震が起きたら、その後には外国人の皆さんも避難所へ行くことになると思いますが、避難所へ行った時は、決して「お客様」になるのではなくて、自分たちが出来ることを積極的に探して、日本人と一緒に困難な時期を乗り越える必要があると思います。』