外国人の雇用を考えるセミナー 平成25年1月30日(水)に 四日市市で「外国人の雇用を考えるセミナー」が開催されました Share!FacebookEmailTwitterWhatsApp 2013/02/15 Friday お知らせ http://mieinfo.com/videos/videos/2013/gov/01/01-30%20contratacao-estrangeiros%20-%20jp.mp4 三重県、四日市市、四日市商工会議所が主催する、企業関係者等を対象にした「外国人の雇用を考えるセミナー」が開催されました。 基調講演の講師、田村 太郎さんは、日本在住外国人に関する幅広い経験をお持ちです。今回の講演のテーマは「外国人とともにつくる地域の職場」でした。 日本人と日本在住の外国人が交流しながら暮らしていくことを「多文化共生」と言います。講師の田村さんによると、外国人と共に職場を築くことは、日本の未来にとって、とても大切なことです。この新しい時代において、様々な課題や、今まで経験したことがない状況に直面することがありますが、このような変化にもついていかなければなりません。 日本在住の外国人はいろいろな課題に立ち向かっていますが、その中でも、言葉の壁が一番大きな課題です。外国人を対象とした日本語教育がまだ不十分です。 将来日本には、人口変動や気候変動などの影響により、多数の問題が発生する可能性があります。社会の高齢化が進み、年金に関する問題も見られます。 講師の考えによると、外国人の力がなければ、日本は滅びてしまう可能性があります 若者の地域の消防団への参加が減少していることを、一つの例として挙げていただきました。外国人や女性や高齢者の住民も協力しないと、地域を守っていくことができなくなります。 過去に効果的だった対策も、現在の状況には効き目がありません。日本人と外国人が力を合わせ、新しい解決法を考えていく必要があります。 人口変動に関する課題への対処法はいくつかあります。多文化社会を築くことが、その一つです。 現在、日本には約2百万人の外国人が在住しています。2008年のリーマンショックに続き、2011年の東北地方の大震災後に、多くの外国人が帰国しました。しかし、再入国した人や、帰国せずに日本に残った外国人も多くいます。 また、近年、永住者資格を取得する外国人が増加しています。一般永住者数は、2002年には約22万4千人でしたが、現在は60万人を超えています。永住者資格を持つ外国人が日本の社会の一部となっており、彼らの数が増えることで、地域での消費も増えます。 多文化共生社会が確立している国では、外国人が様々な分野で活動しており、社会の中に溶け込みやすい環境になっています。 外国の労働者が増えると、日本人の仕事が減ると心配する人がいますが、実際には、移民は地元の労働者の仕事を奪わないうえ、地域に新しい仕事を作り出し、賃金を高めるということが、欧米の研究で示されています。 講師から挙げられたもう一つの課題は、同じ職場内での、日本人と外国人の待遇などのちがいを改善していくということです。他にも、次のような課題を解決していくことで、日本の企業や社会において、多文化共生を進めていくことができます。 外国人住民が直面する主な課題 *コミュニケーションに関するもの -日本語習得機会が少ない -通訳・翻訳サービスが少ない *生活に関するもの -健康保険や年金の加入率が低い -就学状況がわからない児童・生徒が存在(児童労働も) -雇用が不安定で日本での生活が安定しない -災害に不慣れでスムーズに避難できない *地域社会との関係 -地域住民と接点がなくなじめない -文化摩擦や偏見から差別に遭う 外国人が多く暮らしているにも関わらず、法制度の不備や社会資源の不足、 市民の認識が変わっていないことが課題! 多文化共生を実現させる責任は、個人や企業だけではなく、社会全体の責任であることを話していただきました。 最後に田村さんは、「多文化共生」とは、単に外国人に優しく接することではなく、日本人と外国人が、共に力を合わせてより良い社会を築いていくことを意味すると教えてくださいました。 Share!FacebookEmailTwitterWhatsApp « インフルエンザ についての情報 親が子どもの教育をサポートする大切さ » ↑↑ 次の情報 ↑↑ インフルエンザ についての情報 2013/02/15 Friday お知らせ インフルエンザ についての情報 Share!FacebookEmailTwitterWhatsApp はじめに インフルエンザの感染力は非常に強く、日本では毎年約1千万人、約10人に1人が感染しています。 インフルエンザから、皆さん、一人ひとりを守るためには、まず、インフルエンザそのものを良く知ることが必要です。 それでは、あなたが日頃抱いている インフルエンザへの10の質問にお答えします。 Q1. 風邪とインフルエンザの違いって? 風邪 インフルエンザ 症 状 鼻水やのどの痛みなどの局所症状。 38℃以上の発熱やせき、のどの痛み、全身の倦怠感や関節の痛みなどの全身症状。 流行の時期 一年を通しひくことがあります。 1月∼2月に流行のピーク。ただし、4月、5月まで散発的に流行することも。 Q2.インフルエンザのA型とB型の違いって? H1N1:かつてはソ連型と呼ばれているものが流行していましたが、新たに2009年に 発生した型が、ソ連型に置き換わって流行しています。 H3N2:香港型と呼ばれているもので、1968年から流行しています。 これら2つのウイルスがどのように流行するかはその年によって違います。 2009年のように新たなインフルエンザが発生する可能性も。 そして、このA型のほかにB型があります。 A型とB型は症状も似ており、予防対策も同じです。 Q3.インフルエンザはどうやってうつるの? 飛沫感染と接触感染の2種類があります。 飛沫感染は、感染した人がせきをすることで飛んだ、飛沫に含まれるウイルスを、別の人が口や鼻から吸い込んでしまい、ウイルスが体内に入り込むことです。 感染した人がせきを手で押さえた後や、鼻水を手でぬぐった後に、ドアノブ、スイッチなどに触れると、その触れた場所にウイルスを含んだ飛沫が付着することがあります。 その場所に別の人が手で触れ、さらにその手で鼻、口に再び触れることにより、粘膜などを通じてウイルスが体内に入り感染します。これを接触感染といいます。 Q4.インフルエンザがうつらないようにするにはどうすればいいの? 飛沫感染、接触感染といった感染経路を断つことが大事です。 ・人が多く集まる場所から帰ってきたときには手洗いを心がけましょう。 ・アルコールを含んだ消毒液で手を消毒するのも効果的です。 ・普段からの健康管理も重要です。栄養と睡眠を十分にとり、抵抗力を高めておくことも インフルエンザの発症を防ぐ効果があります。 また、予防接種も重要です。 ・予防接種は発症する可能性を減らし、もし発症しても重い症状になるのを防ぎます。 ・ただしワクチンの効果が持続する期間は、一般的には5か月ほどです。 ・また、流行するウイルスの型も変わるので、毎年、定期的に接種することが望まれます。 Q5.インフルエンザで症状が重くなりやすい人はどんな人? 注意が必要なのは以下の方々です。 ・お年寄り ・お子さん ・妊婦さん ・慢性閉塞性肺疾患(COPD)、喘息、慢性心疾患、糖尿病といった持病のある方。 →持病のある方は主治医にご相談ください。 主治医と相談してできるだけ予防接種を受けましょう。 Q6.インフルエンザではどんな症状が出たら医療機関へ行けばいいの? 目安として、比較的急速に38℃以上の発熱があり、せきやのどの痛み、全身の倦怠感を伴う場合はインフルエンザに感染している可能性があります。こういった症状がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。 お年寄りやお子さん、妊婦さん、持病のある方、そして下記のような重症化のサインがみられる場合は、すぐに医療機関を受診してください。 重症化のサイン お子さんでは □けいれんしたり呼びかけにこたえない □呼吸が速い、苦しそう □顔色が悪い(青白) □嘔吐や下痢が続いている □症状が長引いて悪化してきた 大人では □呼吸困難、または息切れがある □胸の痛みが続いている □嘔吐や下痢が続いている □症状が長引いて悪化してきた Q7.インフルエンザかなと思ったら、どの医療機関に行けばいいの? 近くにある内科・小児科を受診しましょう。 ・周りの人にうつさないよう、マスクをして行くと良いでしょう。 ・普段からかかりつけ医を見つけておくことも大切です。 Q8.インフルエンザはどうやって治すの? インフルエンザの治療には、抗インフルエンザウイルス薬というものがあります。 ・薬は医師が必要と認める場合にのみ処方されますので、処方されたら指示に従って服用してください。 ・症状がある間は水分の摂取も必要です。汗をかいたときや脱水症状の予防のためにもこまめに水分を補給しましょう。 Q9.インフルエンザにかかったとき、特に気をつけることは? 「他の人にうつさない」ことが大事です。 同居する他の家族、特に重症になりやすいお年寄りなどにはなるべく接触しないよう心がけ、患者さんはできるだけ他の家族と離れて静養しましょう。 ・感染予防のため、1時間に1回程度、短時間でも、部屋の換気を心がけましょう。 ・せきが出るときは、患者さんはマスクをつけましょう。 ・家族が患者さんと接するときには念のためマスクを着用し、お世話の後は、こまめに手を洗いましょう。 ・熱が下がったあとも、2日程度は他の人にうつす可能性があります。熱が下がって症状が治まっても、2日ほど学校に行かないようにし、自宅療養することが望ましいでしょう。 ・しかしインフルエンザの感染力はとても強く、このような対策を行っていても家庭内の誰かにうつってしまうことがあります。 家族の一人ひとりがインフルエンザ対策に取り組むことが大切です Q10.せきエチケットってどういうこと? 「せきやくしゃみをするときは、飛沫に病原体を含んでいるかもしれないので、気をつけましょう」ということです。 ・せきやくしゃみをするときは他の人から顔をそらせましょう。 ・ティッシュなどで口と鼻を覆いましょう。 ・せき、くしゃみが出ている間はマスク着用が推奨されています。 正しいマスク装着方法 〇鼻と口の両方を確実に覆います。 〇ゴムひもを耳にかけます。 〇フィットするように調節します。 効果のないマスク装着の例 ×鼻の部分に隙間がある。 ×あごが大きく出ている。 詳細情報: 厚生労働省ホームページ http://www.mhlw.go.jp Share!FacebookEmailTwitterWhatsApp