ダニの感染症に気をつけましょう！

野山には、「ウイルス」や「リケッチア」という病原体を保有するマダニが生息しています。この病原体を持ったマダニに刺されることで、以下のような病気になることもあります。

日本紅斑熱［にほんこうはんねつ］

主な症状：体がだるい、高熱、頭痛、筋肉痛、発疹

重傷熱性血小板減少症候群［じゅうしょうねっせいけっしょうばんげんしょうしょうこうぐん］（ＳＦＴＳ）

主な症状：消化器症状（食欲低下、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛

マダニは春から秋にかけて活動が盛んです。

仕事、レジャー等で野山に立ち入る時は、次のことに注意してください。

１．肌をださないよう、長袖、長ズボン、手袋などを着用してください。

２．ＤＥＥＴ（ディート）という成分を含む虫除け剤を使うことも、補助的な効果があると言われています。

３．野山に立ち入った後は、服や体をはたき、マダニを落としましょう。

４．シャワーや入浴で、ダニが付いていないかチェックしましょう。

５．もしもダニに刺されているときは、ワセリン等でマダニに刺された部分を覆い約30分放置後、ガーゼ等でマダニの頭部から拭き取ってください。それでも取れないときは、頭部をピンセットなどでつまんで、慎重に取り除きましょう。自分で取れないときは、無理に取らずに最寄りの医療機関に相談しましょう。

症状が出たら、ただちに医療機関で診察してもらいましょう！

速やかに治療する必要があります！

治療が遅れると命にかかわることもあるので気をつけて！