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薬物乱用の恐ろしさについてお知らせします。

三重県警察では、平成２５年中に、覚醒剤、大麻などの違法薬物を使用したとして１４５人を検挙していますが、それでも薬物を乱用する事案は途絶えることがありません。

最初は好奇心で「一度だけ」というつもりであっても、一度薬物に手を出してしまえば、その強烈な依存症によって、止めたいと思っても自分の意志ではなかなか抜け出せなくなります。また、薬物を繰り返し使用しているうちに、同じ量では効かなくなり、どんどんと使用する量や回数が増えていくという悪循環に陥ります。使用回数が増えると幻聴や幻覚が現れて錯乱状態に陥ったりするほか、殺人や放火などの凶悪事件を起こしたり、自分の体を傷つけたりする場合があります。

さらに、身体だけでなく精神にも大きな影響を及ぼします。例えば、感情の起伏が激しくなったり、ちょっとしたことで人を疑ったりしてしまうなど、乱用が進めば進むほど、社会生活に大きな支障をきたすようになってしまいます。友達との付き合いや家族との生活が破綻し、仕事もできなくなり、大切なものを失ってしまうこともあるのです。

また、「危険ドラッグ」にも絶対に手を出さないでください。「危険ドラッグ」というのは、少し前まで脱法ドラッグなどと呼ばれていたものですが、身体に及ぼす危険性がとても高いのに、「脱法」などという言葉はふさわしくないということで、皆さんから意見を募集し、「危険ドラッグ」という名前に変わりました。

危険ドラッグは、「お香」、「合法ハーブ」、「アロマリキッド」などと称して販売されています。お香などと聞くと、リラックスできて体にいいようなものに聞こえますが、危険ドラッグに含まれている成分は、人体にとって大変有害です。名前に惑わされないで下さい。危険ドラッグを使用すると意識障害、嘔吐、けいれん、呼吸困難などの症状を引き起こしかねません。

これまでにも危険ドラッグを使用した人が、倒れて病院に救急搬送される事案が相次いでおり、最悪の場合、死亡するケースもあります。また、今年の６月、東京の池袋で、危険ドラッグを吸った男性が、歩道上を車で走り抜け、次々と歩行者をはねて８人も死傷させた悲惨な交通事故が発生しました。この事故だけでなく、危険ドラッグを吸って自動車を運転したことにより、意識を失ったり、もうろうとしてしまい、重大事故を起こしたりする事案が全国で相次いで発生しています。危険ドラッグは、自分の体はもちろんのこと、周囲の人も傷つけてしまう大変危険なものです。

今年の４月１日から、危険と指定された薬物が含まれている危険ドラッグは、「持っていること」、「買うこと」、「人からもらうこと」、「使うこと」が禁止されています。危険ドラッグは、持っているだけでも取り締まりを受けるという認識を持ってください。

「合法だから。」という無責任な言葉に、決して騙されてはいけません。もう「知らなかった」では済まされません。約束してください。薬物は「ダメ。ゼッタイ。」

 

２０１２年にMieInfoに掲載されたビデオも是非ご覧になってください。

ポルトガル語

http://mieinfo.com/importante/sobre-o-uso-de-drogas/index.html

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http://mieinfo.com/en/highlights/information-about-illegal-drug/index.html

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http://mieinfo.com/ja/video-jp/kenkou-video-jp/yakubutsu-nitsuite/index.html