伊勢型紙・三重の伝統

「三重を知ろう」伊勢型紙・三重の伝統


このビデオでは伊勢型紙を紹介します。伊勢型紙は国指定伝統的工芸品であり、三重県の大切な伝統文化のひとつです。

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伊勢型紙は紙に模様を彫って型をつくる芸術品で、江戸時代には着物の模様を染めるために使われていました。作成するには高度な技術と根気が求められ、一つひとつがユニークで品質の高い芸術品に仕上がります。

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[ インタビュー① 神谷省三さん – 鈴鹿市伝統産業会館」

伊勢型紙は元々着物の柄を染める用具であります。伊勢型紙に模様が彫ってありまして、それで生地を染めて、着物の柄にするのが伊勢型紙ということであります。

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伊勢型紙の由来は不明です。数百年前から、着物の生地に模様を付けるために、この技術が使われていました。

[ インタビュー② 神谷省三さん – 鈴鹿市伝統産業会館」

伊勢型紙の歴史についてはいろいろ諸説がありまして、千年という説もあるのですが、千年というのは伝説に近いものがあります。歴史で確実に出てくるのは400年くらい前の室町の末期で、伊勢型紙を彫っているのがちゃんと絵で表現されています。

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この伝統的な技術のことをもっと知りたいと思った方は、鈴鹿市にある「鈴鹿市伝統産業会館」を訪ねてください。詳しい情報と作品や写真の展示、伊勢型紙に関する道具などが見られます。鈴鹿市伝統産業会館では、伊勢型紙の作品や道具の販売もしています。

その他にも伊勢型紙の無料体験も行っています。詳しい情報は、鈴鹿市伝統産業会館の窓口に問い合わせてください。

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[ インタビュー③ 神谷省三さん – 鈴鹿市伝統産業会館」

伊勢型紙の体験ということで、しおりの体験を一人一点、無料でできます(9名以内)。団体で訪れる場合には1枚100円となりますが、個人で来られる人は一点無料でできますので、是非来ていただいて体験もしていただくようお願いをしたいと思います。

鈴鹿市伝統産業会館の定休日は月曜日で、営業時間は9時から16時30分までです。ご家族と一緒に、この伝統的な芸術品について知ったり、体験したりして楽しい一日を過ごしてみませんか。

 

[熊野]熊野古道世界遺産登録10周年記念 企画展「匠の業~木工・漆工の美~」

平成26年6月15日(日) まで熊野古道センター企画展「匠の業~木工・漆工の美~」開催中

熊野古道世界遺産登録10周年記念

企画展「匠の業~木工・漆工の美~」

 

期間: 平成26年6月15日(日) まで

時間: 午前9時~午後5時

場所: 熊野古道センター(〒519-3625 尾鷲市向井12-4 TEL:0597-25-2666)

入場料: 無料

 

詳細:

いにしえから林業と漁業を主な産業として発展してきた東紀州地域。

人々は、山や海からの恵みをいただき日々暮らしてきました。自然からの恵みに感謝し、匠たちの技によって作り上げられた木工・漆工の美をお楽しみいただきます。

昔から、山で働く人や海で働く人々の食器として愛用され、三重県の伝統工芸品にも指定されている「尾鷲わっぱ」や、生涯を懸けてさまざまな木を知り尽くし、木目の美しさや自然の曲線などを活かした「栃の家具」などを展示します。

kumano kodo center exposition