伊賀市で「医療・保険セミナー」が開催されました

2012年2月26日(日)伊賀市で「医療・保険セミナー」が開催されました

2012/03/19 Monday ビデオ

普段、治療が必要なときには専科クリニック又は病院に行きますが、予めに定められ時間帯にしか受診出来ません。でも、深刻な状態の場合には多様な検査や医療が優れている大きな病院に受診した方がいいです。

緊急受診の場合にはどんな手順を取ればいいでしょうか。

緊急の場合は決まった連絡先がありまして、何時でも対応してもらえますが、緊急事態のみに利用しましょう。

緊急事態や火事や救助の場合は「119」、警察は「110」です。

いの二つの番号に電話をかけたら、先ず何が起きたか、起きた場所、あなたの名前と連絡先。緊急の場合には自分の名前と住所を日本語で言えるように準備をしていなければなりません。その他に役に立つ語彙をいくつか知っていたら便利です。

– Kyukyusha – Ambulância 救急車(きゅうきゅうしゃ)
– Kaji – Incêndio 火事(かじ)
– Kega – Machucado 怪我(けが)
– Jiko – Machucado 事故(じこ)

医療機関に受診するときには、自分と家族を健康保険に加入していることが大切です。健康保険に未加入の場合は検査や治療などの医療費が自費負担(全額)になります。健康保険を利用する場合には、受診されるときに保健所を提示してください。

医療保険制度

日本の医療保険制度は、病気や怪我をしたときの医療費負担を軽減する目的で設けられています。日本に住む人は、国籍を問わず公的医療保険に加入しなければなりません。医療保険には、会社や事業所に勤める人が健康保険と、それに加入出来ない人を対象とする国民健康保険があります。加入すると被保険者証が交付され、病気などになった時保険医療機関の窓口に提出すれば費用の一部を支払うだけで必要な治療が受けられます。

健康保険と国民健康保険の主な給付内容

1.医療費等

医療費の7割が保険から支払われます。義務教育就学前までの子供と70歳以上75歳未満の高齢者の場合には8割が保険からしはらわれます。

2.高額医療費

1か月の自己負担額が一定額を超えた時、超過した金額が支払われます。

3.出産育児一時金

子供が生まれた時に支給されます。

その他にも、健康保険によって埋葬料(費)、移送費の給付金があります。

 

健康保険は勤め先の会社が加入手続きを行います。保険料は事業主と加入者が50%ずつ負担します。国民健康保険の手続きは居住時の市区町村役場で行います。保険料は世帯ごとの家族数や前年の所得から加出されます。

保険料が無駄になると思う方は勘違いしています。予想外の出来事で治療が必要となった場合には、医療費が高くて全額自己負担になります。

労災保険とは

労働者の仕事を原因とする怪我や病気、通勤途上の事故による怪我、あるいは不幸にして死亡した場合に、その労働者や遺族を保護することを目的とした保険です。保険料は雇い主が全額負担します。主な補償給付はこちらになります。

1.療養(補償)給付

2.休業(補償)給付

3.障害(補償)給付

4.遺族(補償)給付

市民として、保険等に関する疑問がある場合には、必ず情報を得る必要があります。どこのどの窓口を尋ねたらいいか分からない場合には、居住地の市役所や外国人住民の支援を行っている国際協会やNPO法人を尋ねれば、要望に応じる窓口の紹介をしてもらえます。

このビデオ内容の情報は、NPO法人伊賀の伝丸の主催で伊賀市に行われたセミナーの内容です。講師の菊山順子さんをインタビューし、困っているときに何をすればいいか教えてもらいました。

「何かあったときに、先ず相談出来る人をつくって置くのが大切です。例えば、市役所の通訳の人や外国人を応援してくれるNPOの人であったり。自分に何かあったら一人で悩まないでそう人に相談に行きましょう。今日のセミナーでいろいろ話しましたが、どんな時にどういう制度があったか覚えておくだけで聞きに行くこともできます。何も知らなかったら、何ももらえなかったり、損をしたりすることが沢山ありますので、いろんなことを知って置く事と相談をする人をつくって置くことが大切です。」

最後に、健康保険未加入の方にアドバイスをしてもらいました。

「今は大丈夫だからと言って、何もしていない人は沢山いますけれども、もしも何かがあることがありますので、日本の人も良く『もしものこと』をよく考えます。悪いことがあると思って、健康保険は必ず入って置くこと、例えば、自動車保険も入って置くことも大切です。悪いことは起こらないと思うのは、楽しい考えかもしれませんけれども、何かあったときは大変ですから、悪いことはあると思って、いろんなことを準備して置くことは大切です。」

参加者をインタビューし、このセミナーの内容の感想を聞きました。

[インタビュー1]

「保険等、健康保険制度の説明は凄くよかったです。普段、派遣会社や勤め先でこの内容の説明をしてもらえませんので、私たちは知ることもできません。

[インタビュー2]

「休日のときでも保険が使えることなどの保険の説明が良かったです。日本語が出来ない外国人のための助けの求め方の説明も分かりやすくて、良かったです。

巻きずしを作りましょう

2012/03/19 Monday ビデオ

2012年2月26日 巻きずしを作りましょう

伊賀市で行われたセミナーで、巻きずしの作り方の説明がありました。巻きずしは、日本料理の中でもとても美味しく、誰でも手軽に作れます。その作り方を覚えましょう。
講師の菊山順子さんに、具の材料から仕上げまで、順番に教えてもらいました。

1.酢飯を作る
出来れば木製の半切りを使って酢飯を作ります。普通に炊いた温かい白米を使います。温かいご飯をに入れ、市販の酢を少し加えます。
340グラム(米1合)のご飯に対してすし酢を30cc加えます。よく混ぜてから冷まします。

2.酢飯を広げます
このステップでは、巻きす(百円ショップでも買えます)と巻きずし用の大きさの海苔(市販のもの)を用意します。
巻きすの上に1枚の海苔をのせ、手前と先方にすき間をあけながら酢飯を広げます。ご飯は手にくっつきやすいので、ご飯が手につかないように、酢飯に触れる度に手を濡らしましょう。

3.具材料をのせる
具となる棒状に切ったきゅうり、卵焼き、カニカマとマヨネーズであえたツナを、講師の方に準備してもらいました。この材料に限らず、家族の好みに合わせて、自由に具をのせることができることを講師の方からアドバイスをしていただきました。

4.巻きずしを巻く作業
簡単そうに見えても、簡単ではありません。参加者はこの作業に苦労していました。

きれいな円柱ができるまで、巻きすを利用して巻いていきます。好みによって、四角に巻いても構いません。巻く時に力を入れすぎないように気をつけなければなりません。この作業を少しずつやっているうちに巻きやすい方法が見つかります。
巻き終わってから2センチ幅に切ると、日本の伝統的な料理が完成します。作り方が簡単で、健康的な食べ物です。

NPO法人伊賀の伝丸のスタッフの手助けで、さまざまな国籍の参加者が、楽しく日本の文化について知ることが出来ました。

最後に、参加者が自分たちで作った巻きずしを自慢しながら見せてくれました。巻きずしの作り方を覚え、今度は自宅で自分で作ってみたり、家族や友だちにも教えることができると好評でした。
あなたも、巻き寿司を作ってみませんか。
最後に、講師の菊山さんからのメッセージです。

[ 菊山さん]

「巻き寿司を作るのはそんなに難しくありません。具の材料を揃えれば、酢飯を作るための専用の酢『すし酢』もスーパーなどで売られていますから、ご飯に混ぜれば、少し酸っぱい寿司用のご飯ができます。具は好きな物を入れたらいいです。今日はカニカマや卵焼きやキュウリを使いましたけれども、好きな物であれば何でもいいです。例えば、レタスやアボガドやマグロでもいいです。何回作っていくうちに上手になりますので、一度作ってもらったらいいと思います。

子供さんがいる家庭では、子どもが給食で日本の料理を食べていて、家でも作って欲しいと言われることもあると思いますので、こういう場合は少し勉強をしておいたらいいです。

日本の料理では、野菜など、栄養が沢山含まれているものが多いです。肉だけの料理ではありませんので、ブラジル料理やペルー料理のなかに少し日本料理を含めれば、栄養のバランスがよくなります。せっかく日本に住んでいるのですから、少しでも覚えてもらえたら嬉しいです。」