マンスリーすずか 増刊号 「地震対策について」

鈴鹿国際交流協会(SIFA)の情報を参考に地震対策をしましょう

2012/12/27 Thursday 多言語資料

地震対策について

2011年3月11日(金)東北から関東までで、大きい地震と、大きい津波がありました。この時の津波は、鈴鹿市まで来ましたが、被害はありませんでした。「①地震の前にできること」、「②地震が起きているときにすること」、「③地震が終わってからすること」に分けて考えましょう。

①    地震が起きる前にできること

・  家具の固定

地震が起きても、大丈夫なように、安全な生活空間をつくりましょう。

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※道具は、ホームセンター(カーマ、コメリ、F1マート、ビバホーム等)で売っています。

※アパートや、借りている家で、家具を動かないようにする場合は、最初に大家さんに相談しましょう。

・  非常持ち出し用品

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6左の絵の物の他に、食べ物、飲み物、生理用品、公衆電話用の小銭、銀行の通帳、印鑑、パスポート、いつも飲んでいる薬、小さい子どもがいる場合は、子ども用のオムツ、粉ミルク等も用意しましょう。今は本当に必要な人がいるので、買い占めないようにしましょう。

・ 避難所の確認

大きい地震の後は、携帯電話やメールがつながりにくくなります。家族で話し合って、お家の近くの避難所

鈴鹿市の避難所マップ:自分の地区を確認してください。

URL: http://www.sifa.suzuka.mie.jp/map/safety/index.html

・  周りに住む人の顔を覚える。顔を覚えてもらう。

周りに住む人と知り合いになっていると、災害に遭ったときに助け合うことができます。日ごろから町内の活動に参加して、顔を覚えておきましょう。

 

 

②    地震が起きている時にすること

・  落ち着いて身の安全を確保する。

1お家で:上から物が落ちてくることもあるので、テーブルの下に入って地震が終わるのを待ちましょう。

エレベーターで:電気がなくなるとエレベーターが動かなくなるので、全てのボタンを押して、エレベーターから降りましょう。そのあと、階段で下まで降りましょう。

お店で:スーパーの買い物かごを頭からかぶって、棚から離れましょう。揺れがおさまってから、広いスペースを通って逃げましょう。

運転している時:ゆっくりブレーキを踏んで、止まりましょう。車は、端に停めて鍵をつけたままにしてください。そして、歩いて逃げましょう。

会社で:上司の指示のとおりに動いてください。あわてて、外へ出ないようにしてください。

2①    揺れがおさまってからすること

・  テレビやラジオをつける

津波情報があったら海の近くの人は高いところへ逃げる

・ 家が壊れて危ない時は、近くの避難所へ逃げてください。

そのとき、家のブレーカーを切って、ガスの元栓を締めて下さい。

※どうしても情報が入らない時は、周りの日本人の行動を見て、

3同じように行動してください。

・ 家族との連絡方法

地震が起きた時は、電話がつながりにくくなります。遠く離れた家族や友人と連絡する時、連絡が付かない家族に連絡する時は、携帯電話のメールサービスをご利用ください。また、NTTの災害用伝言ダイヤルを利用してメッセージを送ることもできます。

①録音は、171→ 1 → 相手の家の電話番号 → メッセージ。

②メッセージを聞く時は、171 → 2 → 相手の家の電話番号。

 

・デマや、チェーンメールに気をつける

地震の後は、うわさがどんどん広がって不安な気持ちになります。

正しい情報をテレビや、ラジオ、市役所のホームページなどから自分で集めましょう。

 

地震対策の情報(地震が起きてからすぐは、ホームページがつながりにくくなります。)

①    鈴鹿市ホームページ:http://www.city.suzuka.lg.jp/safe/jishin/index.html

地震の準備の情報がたくさんあります。

②    SUZUKA VOICE FM (78.3MHz)

災害の時は、鈴鹿市役所からたくさん情報が流れます。(日本語)

③    防災みえ:http://www.bosaimie.jp/index.action

メールで、災害情報を送るサービスがあります。(日本語だけ)

④    三重県多文化共生課:http://www.pref.mie.lg.jp/TABUNKA/HP/

国や三重県の状況が載ります。

⑤    NHK WORLD:http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/english/radio/program/16lang.html

16カ国語でニュースが聞けます。

鈴鹿市ではホームページで生活情報を提供しています

 鈴鹿市ホームページアドレス:

ポルトガル語 http://www.city.suzuka.lg.jp/port/index.html

スペイン語  http://www.city.suzuka.lg.jp/espanol/index.html

英語     http://www.city.suzuka.lg.jp/eng/index.html

<問合せ先:市民対話課 (059-382-9058 shimintaiwa@city.suzuka.lg.jp>

編集・発行                                     〒513-0801 鈴鹿市神戸一丁目18番18号

財団法人鈴鹿国際交流協会            TEL 059-383-0724   FAX 059-383-0639

Suzuka International Friendship Association    http://www.sifa.suzuka.mie.jp  E-mail:sifa@mecha.ne.jp

 

 

JICA草の根技術協力事業「サンパウロ州におけるデカセギ帰国者及びその子弟支援のための心理専門職等による支援体制の構築」平成24年度最終報告会

2012/12/27 Thursday 多言語資料

2012年12月04日(火)名古屋市で、『「ブラジルから来た心理カウンセラー」 (JICA中部 )』が開催されました。

2012年12月04日(火)名古屋市で、『JICA草の根技術協力事業「サンパウロ州におけるデカセギ帰国者及びその子弟支援のための心理専門職等による支援体制の構築」平成24年度最終報告会 』が開催されました。

2012年、「サンパウロ州におけるデカセギ帰国者及びその子弟支援のための心理専門職等による支援体制の構築」により、ブラジルの臨床心理士が来日し、三重県、愛知県、滋賀県において、ブラジル人コミュニティの状況について調査を行いました。臨床心理士は日本滞在中に、個別相談会を行ったり、ブラジル人学校を訪問したりして、在住ブラジル人家族の日常生活について知ることができました。

consultas psicologicas調査期間中には、広範囲にわたる貴重なデータを収集することができました。名古屋市で開催された会議では、以下のような調査結果が、出席者の方々に紹介されました。

  • ブラジルへ帰国する子どもは、現地の学校に適応しづらい状況になっています。言葉や文化の違いにより、馴染みにくい現実があります。
  • 保護者の方々にも子どもの学校に馴染んでもらうために、様々な学校行事が行われます。学校行事を通して、学校との関係が深まり、子どもと積極的に接することができます。
  • 帰国するブラジル人のために支援事業を行っているNPO法人やその他の組織がありますが、臨床心理士としての経験上、実際に活用しているブラジル人はあまり多くありません。
  • 帰国したブラジル人の中で、ポルトガル語と日本語の両方ができる人は、グローバル企業に勤めています。こうした努力をする人には、採用されるチャンスが豊富にあります。
  • サンパウロ州に帰国する子どもを支援する「プロジェクト・カエル」があります。
  • 子どもの成長には、親の支えが大変重要です。しかし、親子の関係が築けていない家庭は少なくありません。家庭で親から愛情を注いでもらっていない子どもの多くは、勉強をする希望が見いだせません。

臨床心理士は、教育以外のことに関する参加者の様々な質問にも答えていました。多くの質問は、在住外国人と関係のある組織で働く日本人の方々からでした。

ブラジルから来た3人の臨床心理士から、日本の様々な地域で参加した、数ヶ月にわたる、今回の研修の感想を教えていただきました。