正しい手洗いで食中毒を防止(パート2)

食中毒の原因について

2014/12/19 Friday 健康・医療

食中毒の原因となる菌・ウイルスなど

食中毒の主な原因は「菌」と「ウイルス」です。それぞれの特徴や注意すべき食品、予防のポイントを紹介します。

原因菌・ウイルス 特徴 注意が必要な食品 主な症状 潜伏期間 予防のポイント
サルモネラ 動物の腸内や卵の表面(ごくまれに卵の内部)にいる。熱に弱い。 卵、卵料理、食肉など 発熱、腹痛、下痢など 12~48時間が多い 十分に加熱する。調理後は早めに食べる。
腸炎ビブリオ 海水中にいる。適温になると菌の増え方がとても速い。真水と熱に弱い。 刺身、十分に加熱していない魚、貝など 激しい腹痛、下痢など 10~24時間が多い 真水で洗う。十分に加熱する。刺身などは常温に置かない。
病原性大腸菌(O-157など) 動物の腸内にいる。菌が少なくても発症する。熱に弱い。 生肉、生レバーなど 腹痛、下痢、発熱など 3~5日 手指をよく洗う。十分に加熱する。調理器具の消毒殺菌。調理後は早めに食べる。
黄色ブドウ球菌 人の皮ふや傷口などにいる。産生した毒素は熱や乾燥に強い。 おにぎり、サンドイッチ、お弁当など手作りもの 吐き気、おう吐など 1~3時間程度 手指に傷や傷口がうみをもっている場合は食品にふれない。調理後は早めに食べる。
カンピロバクター 動物の腸内にいる。菌が少なくても発症する。熱に弱い。 食肉(鶏肉)など 下痢、発熱、腹痛など 2~7日 十分加熱する。食肉をさわった後はよく手を洗う。
ウエルシュ菌 人や動物の腸内、土や水中などにいる。酸素の少ない環境を好む。 カレー、シチューなど 腹痛、下痢など 6~18時間 作りおきのものは低温で保存する。保存した食品は、十分再加熱する。
ノロウイルス 冬期に発症が多い。感染力が強い。熱に弱い。 ノロウイルスに汚染された食品、二枚貝など 下痢、腹痛、発熱、おう吐など 24~48時間 十分に加熱する。手指をよく洗う。特に下痢などの症状があるときは、食品の取り扱いに気をつける。
自然毒 毒を持つフグ、貝類、きのこなどを食べて起こる。 フグ、貝類、毒きのこなど 症状はさまざま。フグの場合はしびれ、命に関わることもある。 フグ毒:食後20分~3時間程度 フグは、必ずフグの取扱資格者に調理してもらう。採ったきのこや貝は安易に食べない。

食中毒かな?と思ったら

素人判断で下痢止めや胃腸薬を服用せず、すぐに医師の診察を受けましょう。

 

正しい手の洗い方

手洗いは食中毒防止の基本です。

正しい手洗い方法を身につけ、料理の前、食べる前、トイレの後など、こまめに手を洗いましょう。

http://mieinfo.com/ja/jouhou/kenkou/tadashii-tearaide-shokuchudoku-boshi-1/index.html

これからの季節に気をつけたい感染症 インフルエンザ

2014/12/19 Friday 健康・医療

感染症まめ知識 インフルエンザ

これからの季節に気をつけたい感染症

 インフルエンザ

インフルエンザの感染力は非常に強く、三重県では毎年10人に1人が感染しています。

●症状

1~3日の潜伏期間の後、急激に38℃以上の高熱が出る

高熱、咳、のどの痛み、全身倦怠感など全身の症状

influenza●感染経路

咳やくしゃみなどのしぶきからの飛沫感染

ウイルスがついている手指や物に触れることからの接触感染

●予防のポイント!

基本はマスクの着用と外出後の手洗い・うがい外から帰ったら手洗いを!

栄養と睡眠を十分にとり、抵抗力を高めましょう

予防接種は、重症化の予防に有効です

●咳が出るときは‘咳エチケット’

咳やくしゃみが出る時は、ティッシュなどで鼻や口を覆いましょう

ティッシュがない場合は、曲げたひじの内側で押さえるとよいです

インフルエンザの予防接種が10月から始まりました。

詳しくは医療機関にお問い合わせください。

三重県感染症情報センター・文部科学省 学校保健安全法 参照

nihongo

 

正しい手の洗い方

正しい手洗い方法を身につけ、料理の前、食べる前、トイレの後など、こまめに手を洗いましょう。

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